「上横尾の菩提樹」

朝日町にも、親鸞聖人の菩提樹伝説が伝わっている。
以下のように紹介されていた。

「笹川トンネルを抜け、小川温泉街道の前を通り、100メートルほど行くと上横尾の浄土真宗・長願寺だ。寺の裏手に回ると、庭に親鸞お手植えの菩提 樹があ る。念仏禁止の親鸞は越後に向かうおり、この地にやって来て、手にした菩提樹の数珠玉を柳の葉に包んで植えた。そして、ここから芽が出たら念仏が興隆する と預言して立ち去った。その後実際に芽がふいたという。いうまでもなく親鸞の念仏禁止も解けた。現在の木は2代目だが菩提樹の1枚1枚の葉元から柳が生 え、柳葉の上に菩提樹の実がなる珍樹となっている。下横尾の横尾トンネル脇旧北陸道には親鸞の腰掛石があり、後ろの欅の皮をはぐと、木目はすべて親鸞がすわって説教している姿に見えるそうだ。」

(辺見じゅん・大島広志・石崎直義『富山の伝説』より)
富山県下新川郡朝日町