「親鸞聖人の清水」

親鸞聖人が承元の法難により越後への道中、宮崎(みやざき)に至り、水を所望した。ところが相手は、「水が濁っているから」と、1杯もくれなかった。そこで親鸞聖人が杖で足元を3度突くと、コンコンと清水が湧き出てきた。
その後、村のある人がこの地に茶店を開いたところ、大変繁盛して裕福になったので、親鸞聖人へのお礼として建てたと伝えられる石碑がある。これには「親鸞遺趾」と刻まれていた。

(高瀬重雄監修・北日本放送発行『伝説とやま』より)
富山県下新川郡朝日町